第48回
浅川の野鳥・今と昔                    日野の自然を守る会 金子凱彦
 
 昔(1980年)の浅川の調査記録と現在(2025年)の記録を比べながら、浅川の野鳥たち
の変遷をみています。


45年前と同じ調査地とコース 
 
浅川は陣馬山麓に源を発し八王子市、日野市を流れ多摩川に合流する延長30kmの一級
河川です。調査方法は浅川左岸の日野市民プール(川辺堀之内190番地先)から上流の一番
橋を通り運動場・豊田児童グランド(多摩川から4.4kmの位置)までの1.5kmを歩きな
がら野鳥の種類と数を記録する。当時の堤防は現在のように舗装されていなく、自転車で
通るのも危険という時代もあったが、浅川をとりまく自然環境は今日と比べはるかに多様
性に富んでいた。

 なお先月号でお知らせしたように1980年の記録が見つかりません。つきましては1981年
のセンサス記録と参考に1980年のField Noteの記録を掲載します。

昔の<調査>結果

1981年2月14日<8:00~10:05>くもり  
①ダイサギ4 ②コサギ15 ③カルガモ65 ④コガモ116(♂43♀73)⑤ヒドリガモ22(♂10♀12)
⑥オナガガモ224(♂130♀94) ⑦ハシビロガモ2♂ ⑧ミコアイサ6(♂1♀5) ⑨イカルチドリ4
⑩イソシギ1 ⑪タシギ3 ⑫ユリカモメ2 ⑬キジバト48 ⑭カワセミ1 ⑮ヒバリ9
⑯ハクセキレイ9 ⑰セグロセキレイ4 ⑱タヒバリ8 ⑲ヒヨドリ2 ⑳モズ2 ㉑ジョウビタキ2♂♀
㉒ツグミ14 ㉓ホオジロ9 ㉔カシラダカ42 ㉕アオジ2 ㉖カワラヒワ487± ㉗シメ1
㉘スズメ373± ㉙ムクドリ13 ㉚ハシボソガラス5 

Field Noteより1980年2月17日 14:00~14:30 市民プール付近
〇クサシギ1 〇イカルチドリ3 トビ1


●今の<調査>結果

諸事情で浅川になかなか出られなかった、久しぶりの淺川は春めいていた。
2025年2月24日<9:10~11:00> 晴れ
①キジ1♂ ②カルガモ2 ③キジバト6 ④カワウ2 ⑤アオサギ2 ⑥ダイサギ2
⑦ヒメアマツバメ10± ⑧イカルチドリ2 ⑨タシギ1 ⑩トビ1 ⑪カワセミ1♂ ⑫モズ3♂
⑬オナガ1 ⑭ハシボソガラス6 ⑮ハシブトガラス1 ⑯シジュウカラ6 ⑰ヒヨドリ3 ⑱メジロ2
⑲ムクドリ20 ⑳ジョウビタキ1♀ ㉑スズメ2 ㉒ハクセキレイ3 ㉓セグロセキレイ1
㉔カワラヒワ3 ㉕ホオジロ21 ㉖カシラダカ8 ㉗アオジ3 ㉘ドバト32 ㉙ガビチョウ1
<コメント>
〇最近サギ類がいたって少ない。
〇イカルチドリ2羽がもつれ合うように飛び立った、どういう行動か。
〇飛び立つタシギを確認する。
〇晴れ空であたたかく、もしやと思って空を見上げるとStart地点から市民プール前を
ヒメアマツバメが広い範囲で飛んでいた。

2025年2月28日<8:45~10:20> 晴れ
①キジ2♂ ②キジバト5 ③カワウ4 ④アオサギ1 ⑤ダイサギ4 ⑥コサギ1 ⑦ヒメアマツバメ3
⑧トビ1 ⑨カワセミ1♂ ⑩モズ3(♂2♀1) ⑪ハシボソガラス12 ⑫ハシブトガラス4
⑬シジュウカラ2 ⑭ヒヨドリ7 ⑮メジロ1 ⑯ムクドリ25 ⑰ツグミ2 ⑱ジョウビタキ1♀
⑲スズメ5 ⑳ハクセキレイ1 ㉑セグロセキレイ1 ㉒カワラヒワ3 ㉓ホオジロ13 ㉔カシラダカ5
㉕アオジ3 ㉖ドバト39 ㉗ガビチョウ1
<コメント>
〇Start地点でモズの雌雄を見るが、まだ2羽の関係は不明。
〇久しぶりにグランドでツグミを観察する。今冬の調査では12月21日以来2回目で
あった。今年はツグミが極端に?少ない