第53回
●浅川の野鳥・今と昔 日野の自然を守る会 金子凱彦
昔(1980年、1881年)の浅川の調査記録と現在(2025年)の記録を比べながら、
浅川の野鳥たちの変遷をみています。
●45年前と同じ調査地とコース
浅川は陣馬山麓に源を発し八王子市、日野市を流れ多摩川に合流する延長30kmの
一級河川です。調査方法は浅川左岸の日野市民プール(川辺堀之内190番地先)から
上流の一番橋を通り運動場・豊田児童グランド(多摩川から4.4kmの位置)までの
1.5kmを歩き野鳥の種類と数を記録する。当時の堤防は現在のように舗装されてい
なく、自転車で通るのも危険という時代もあったが、浅川をとりまく自然環境は今日
と比べはるかに多様性に富んでいた。
45年前の1980年の記録が見つかりません。つきましては1981年のセンサス記録と
参考に1980年のField Noteの記録を掲載します。
●昔の<調査>結果
1981年7月31日<9:25~11:00>晴れ時々小雨
①ゴイサギ1 ②コサギ1 ③カルガモ44 ④キジ1 ⑤キアシシギ1 ⑥イソシギ4
⑦タシギ?1 ⑧キジバト9 ⑨ヒバリ6 ⑩ツバメ19 ⑪イワツバメ6 ⑫キセキレイ1
⑬セグロセキレイ4 ⑭ヒヨドリ1 ⑮セッカ1 ⑯カワラヒワ5 ⑰スズメ20
⑱ムクドリ3 ⑲ハシボソガラス1
<コメント>
〇台風の影響で時々強い風あり、鳥少なかった。
●今の<調査>結果
2025年7月5日<8:40~10:30>くもり
①キジ2♂♀ ②カルガモ5 ③キジバト6 ④カワウ4 ⑤アオサギ2 ⑥ダイサギ5
⑦イカルチドリ3 ⑧コチドリ5 ⑨ハイタカ1 ⑩カワセミ1♂ ⑪モズ1♂
⑫ハシボソガラス5 ⑬ハシブトガラス1 ⑭シジュウカラ1 ⑮ツバメ8 ⑯イワツバメ30±
⑰ヒヨドリ1 ⑱ウグイス1 ⑲セッカ4 ⑳ムクドリ12 ㉑スズメ8 ㉒ハクセキレイ4
㉓セグロセキレイ5 ㉔カワラヒワ1 ㉕ホオジロ6 ㉖ドバト18 ㉗ガビチョウ4
<コメント>
〇キジのペアが堤防斜面を歩いていた。本日はこのキジ以外に確認できなかった。
〇イカルチドリ、コチドリが多かった、巣立った幼鳥もいるのか。なお7/2のカワセミ
会の一番橋~ふれあい橋のセンサスでイカルチドリ17羽、コチドリ7羽が記録されて
いる。
〇河川敷を飛んでいたハイタカが市民プール北側に一直線に消える。
〇日枝神社前の東豊田水門(筆者が名付けている)でよくカワセミの雄を見る。餌を
運んでいるように見えないが…、営巣は終わったか?
〇水辺の柳の木でモズを発見する。頭上が灰色であり一瞬チゴモズ?と思ったが、白
斑あり、夏場の雄であった。長時間動かなかった。
2025年7月21日<7:10~8:50>晴れ
①キジ1♂ ②カルガモ2 ③キジバト5 ④カワウ11 ⑤アオサギ4 ⑥ダイサギ2
⑦イカルチドリ1 ⑧コチドリ1 ⑨カワセミ1 ⑩モズ1 ⑪オナガ1 ⑫ハシボソガラス6
⑬ハシブトガラス1 ⑭シジュウカラ1 ⑮ヒバリ2 ⑯ツバメ7 ⑰イワツバメ15±
⑱ヒヨドリ1 ⑲ウグイス1 ⑳セッカ4 ㉑ムクドリ29 ㉒スズメ7 ㉓ハクセキレイ2
㉔セグロセキレイ1 ㉕ホオジロ5 ㉖ドバト53 ㉗ガビチョウ1
<コメント>
〇今年生まれたのであろうアオサギの若鳥を1羽見る。
〇日枝神社で地面から飛び立ち近くの木立に入るモズを発見、茂みでよく見えないが
幼鳥が嘴で何かを切り裂いているようだ、採食中であった。
〇イワツバメ、ツバメが少なくなった。尾の短いツバメの若鳥を見る。