金子凱彦の野鳥調査  35
                                      日野の自然を守る会 金子凱彦

●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年に東京都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣接した黒川清流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000uの雑木林です。黒川清流公園の崖下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」、「大池」、「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いています。
調査は黒川清流公園の東端の中央線脇にあるひょうたん池から西へ黒川防災広場(汚水処理場跡地)、第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコースを1時間で歩き、その間に出現した野鳥の種類と数を記録します。


黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成

●調査日 2010年9月5日 快晴、無風あついあつい

<調査結果>
(1)アオゲラ1  (2)ヒヨドリ5  (3)シジュウカラ1  (4)スズメ1  (5)ハシボソガラス5  (6)ハシブトガラス3  (7)ドバト7

<備考>
・9月になったが秋の気配まったく感じない。鳥影もいたって少ない。本日は7種、合計23羽でした。
・アオゲラの声を聞く、8月中旬からよく声を聞くようになりました。



●調査日 2010年9月9日 くもり、無風

<調査結果>
(1)カルガモ1  (2)キジバト4  (3)アオゲラ1  (4)コゲラ1  (5)ヒヨドリ5  (6)ヤマガラ1   (7)シジュウカラ17±  (8)オナガ20+  (9)ハシボソ1  (10)ハシブトガラス3  (11)ドバト5  (12) ガビチョウ5

<備考>
・記録的猛暑も昨日の台風9号の通過でひと段落した感がある。これから遅い秋が到来するでしょうか。
・シジュウカラと行動を共にするコゲラを久しぶりに観察するが、声は一言も出さない。
・ヤマガラも久しぶりであった。シジュウカラと行動を共にしていたようです。
・オナガの20羽ほどの群に今年生まれの幼鳥が5〜6羽混じる。家族群であろう。


調査日 2010年9月20日 

<調査結果>
(1)カルガモ4  (2)キジバト6 (3)コゲラ2 (4)キセキレイ1  (5)ヒヨドリ3 (6)モズ1  (7)ヤマガラ2  (8)シジュウカラ20± (9)ハシボソガラス1  (10)ハシブトガラス4  (11)ドバト1  (12)ガビチョウ2  

<備考>
・シジュウカラ10±、ヤマガラ2、コゲラ1の混群に出会う。
・久しぶりに水路でキセキレイの姿を見る。これから冬にかけて見かける水辺の鳥です。
・姿は確認できなかったが、黒川防災広場からモズの高鳴が聞こえてきた。前回の9/9には観察をしていないので、その間に飛来したのでしょう。秋到来です。


※20日以降はなにかと時間が取れなくて調査できず残念でした。