金子凱彦の野鳥調査 第44回
日野の自然を守る会 金子凱彦
●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年に東京都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣接した黒川清流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000uの雑木林です。黒川清流公園の崖下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」、「大池」、「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いています。
調査は黒川清流公園の東端の中央線脇にあるひょうたん池から西へ黒川防災広場(汚水処理場跡地)、第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコースを1時間で歩き、その間に出現した野鳥の種類と数を記録します。
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黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成
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調査日 2011年6月6日 快晴、無風
<調査結果>
(1)カルガモ4 (2)キジバト3 (3)アオゲラ1 (4)ヒヨドリ8 (5)シジュウカラ9 (6)ムクドリ4
(7)オナガ3+ (8)ハシボソガラス2 (9)ハシブトガラス4 (10)ドバト2 (11)ガビチョウ2
<備考>
・5月27日の梅雨入り以来、久しぶりの快晴であるが、野鳥はいたって少ない。ヒヨドリの声もほとんど聞こえない。
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調査日 2011年6月22日 快晴、無風
本日は「夏至」、梅雨の合間の真夏日になった。
<調査結果>
(1))カルガモ4 (2)キジバト3 (3)アオゲラ1 (4)ヒヨドリ4 (5)シジュウカラ6+
(6)メジロ10± (7)スズメ2 (8)ムクドリ3 (9)オナガ7 (10)ハシボソガラス2
(11)ハシブトガラス6 (12)ドバト5 (13)ガビチョウ3
<備考>
・アオゲラの幼鳥を見る。付近に成鳥がいないか探すが、この幼鳥は単独行動であった。前日(6/21)、アオゲラの成鳥を見る
が幼鳥には気づかなかった。
・メジロは第2コーポ前と山王下公園前で各5羽ほどの群を観察するが幼鳥が多かった。付近で巣立ったのか。
・本日はアオゲラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、ハシボソ、ハシブトの幼鳥を観察する。
●調査日 2011年6月26日 くもり時々霧雨、無風
<調査結果>
(1)アオサギ2 (2)カルガモ2 (3)キジバト2 (4)アオゲラ1 (5)ヒヨドリ8 (6)シジュウカラ9
(7)ムクドリ8 (8)オナガ2 (9)ハシボソガラス2 (10)ハシブトガラス5 (11)ドバト3
(12)ガビチョウ8
<備考>・アオサギは多摩平から平山方向への上空通過である。
・ガビチョウのファミリーと思われる4羽の群を観察する。本日はガビチョウが騒がしいほどよく鳴いていた。
※例年6月は幼鳥の群を観察することができるが、種数、個体数の少ない季節である
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