金子凱彦の野鳥調査  179回
                             日野の自然を守る会 金子凱彦

●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
 同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年に東京
都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣接した黒川清
流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000㎡の雑木林です。黒川清流公園の崖下には数カ所
から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」、「大池」、「わきみず池
」、「あずまや池」の名が付いています。調査は黒川清流公園東端の中央線脇にある「ひょうたん
池」から西へカワセミハウス(2017年4月OPEN)、マンション・ヴィ-クコ-ト豊田、多摩平第6公園、
山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコースを1時間で歩き、その間に出現した野鳥の種類
と数を記録します。


黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成

●調査日 2022年9月5日(月) 晴れ

<調査結果>
(1)カルガモ13 (2)キジバト7 (3)ハシボソガラス5 (4)ハシブトガラス2 (5)ヤマガラ3
(6)シジュウカラ3 (7)ヒヨドリ1 (8)ムクドリ1 (9)スズメ3 (10)コジュケイ1
(11)ドバト7  (12)ガビチョウ1

<備考>
〇9月恒例?のヤマガラにエゴノキで出会う。実を運んでいた。ヤマガラは秋の先駆けであ
る。ただ今日も残暑厳しく暑かった。
〇コジュケイの小さな声が聞こえたが、林内は静かで鳥影も少ない。

△コジュケイの親子 撮影:岩井満夫さん
岩井さんのコメントです。「9/8はわきみず池横にてコジュケイ7羽 メスと幼鳥6羽
ですが内3羽は半分位の小さな3羽でした。小さいのは撮影できませんでした。あきら
かに孵化した時期が異なると思えます」
 

●調査日 2022年9月14日(水) くもり

<調査結果>
(1)カルガモ18 (2)キジバト3 (3)カワセミ2 (4)オナガ3+ (5)ハシボソガラス6
(6)ハシブトガラス3 (7)シジュウカラ1 (8)ヒヨドリ1 (9)スズメ2 (10)コジュケイ1
(11)ドバト3  (12)ガビチョウ3

<備考>

〇清水谷公園の池で久しぶりにカワセミを観察する。2羽であった。池の奥で動きもなくよ
くわからなかったが、1羽は雄の成鳥で、もう1羽も雄で若鳥?

●調査日 2022年9月21日(水) くもり

<調査結果>
(1)カルガモ17 (2)キジバト2 (3)アオサギ1 (4)ハシボソガラスア5 (5)ハシブトガラス5
(6)シジュウカラ2 (7)ヒヨドリ2 (8)ムクドリ1 (9)コジュケイ2 (10)ドバト3
(11)ガビチョウ1


<備考>
〇わきみず池を囲むブッシュからアオサギが飛び立つ、池のわきを通った人が驚いて見上
げる。アオサギは悠々と中央線方向に飛び去った。

●調査日 2022年9月26日(月) 晴れ

<調査結果>
(1)カルガモ17 (2)キジバト4 (3)ハシボソガラスア3 (4)ハシブトガラス4 (5)シジュウカラ2
(6)ヒヨドリ3  (7)ムクドリ1 (8)スズメ3  (9)ドバト2 (10)ガビチョウ1


<備考>
〇本日も鳥が少なかった、10月からを期待です。