金子凱彦の野鳥調査 第190回
日野の自然を守る会 金子凱彦
●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年に
東京都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣接し
た黒川清流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000㎡の雑木林です。黒川清流公園の崖
下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」、「大池」、
「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いています。調査は黒川清流公園東端の中央線脇に
ある「ひょうたん池」から西へカワセミハウス(2017年4月OPEN)、マンション・ヴィ-クコ-ト
豊田、多摩平第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコースを1時間で歩き、
その間に出現した野鳥の種類と数を記録します。
![](kurokawaseiryu.jpg)
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黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成
●調査日 2023年8月11日(金・祝) 晴れ
<調査結果>
(1)カルガモ9 (2)キジバト5 (3)アオサギ1 (4)ハシボソガラス3 (5)ハシブトガラス4
(6)シジュウカラ2 (7)ヒヨドリ3 (8)ムクドリ1 (9)コジュケイ1 (10)ドバト5
(11)ガビチョウ4
<備考>
〇アオバズクの終認
岩井さんの観察によると8月2日に親1羽、子3羽を撮影したのが最後になった。アオバ
ズクは南の国に渡ったのであろう。
![](kaneko/202309/kaneko_202309_001.jpg)
8月2日 アオバズクの子どもたち 撮影:岩井満夫さん
〇多摩平第三緑地の東端の湧水にアオサギが降りていた。アオサギの背の丈ほど草が
ぼうぼうと茂っており、何を採食していたのか?
〇8月は野鳥の少ない季節だが、センサスだ、頑張ろう。
●調査日 2023年8月19日(土) 晴れ
<調査結果>
(1)カルガモ6 (2)キジバト5 (3)ハシボソガラス5 (4)ハシブトガラス6 (5)シジュウカラ2
(6)ヒヨドリ1 (7)コジュケイ2 (8)ドバト3 (9)ガビチョウ4
<備考>
〇コジュケイのチョットコイ、チョットコイの元気な声ぐらいで野鳥はいたって静かだ。
〇本日はハシブトガラスが多かった、連日の暑さでカラスたちは林内で口をあけて暑さを
しのいでいた。
●調査日 2023年8月30日(水) 晴れ
<調査結果>
(1)カルガモ4 (2)キジバト3 (3)コゲラ2 (4)ハシボソガラス8 (5)ハシブトガラス9
(6)シジュウカラ10 (7)ヒヨドリ4 (8)コジュケイ1 (9)ドバト10 (10)ガビチョウ6
<備考>
〇本日もハシブトガラスが多かった。若鳥混じる?
〇多摩平第三緑地で久しぶりにコゲラに出会う、シジュウカラ8羽ほどと一緒だった。
連日34℃、35℃と暑い夏が続くが、鳥の世界は秋に向けて動き始めたのか、秋よ、早く
来い‼
8月最後のセンサスが終わった。