金子凱彦の野鳥調査  191回
                             日野の自然を守る会 金子凱彦

●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
 同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年に
東京都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣接し
た黒川清流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000㎡の雑木林です。黒川清流公園の崖
下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」、「大池」、
「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いています。調査は黒川清流公園東端の中央線脇に
ある「ひょうたん池」から西へカワセミハウス(2017年4月OPEN)、マンション・ヴィ-クコ-ト
豊田、多摩平第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコースを1時間で歩き、
その間に出現した野鳥の種類と数を記録します。


黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成

●調査日 2023年9月5日(火)  晴れ

<調査結果>
(1)カルガモ4 (2)キジバト3 (3)コゲラ1 (4)アオゲラ1 (5)オナガ3+ (6)ハシボソガラス4
(7)ハシブトガラス6 (8)シジュウカラ7 (9)ヒヨドリ2 (10)スズメ2 (11)コジュケイ1
(12)ドバト8 (13)ガビチョウ5

<備考>
〇コゲラ、アオゲラに出会う、秋が近いか?ただ鳥は少なかった。
〇調査地でスズメに会うことはめったにないが、今日はStart地点の中央線脇のフェンスに
止まる2羽を観察する。
 

●調査日 2023年9月11日(月) 晴れ

<調査結果>
(1)カルガモ4 (2)キジバト4 (3)アオサギ1 (4)カワセミ1♂ (5)コゲラ1 (6)ハシボソガラス8
(7)ハシブトガラス4 (8)シジュウカラ7 (9)ヒヨドリ2 (10)スズメ24  (11)ドバト3
(12)ガビチョウ4

<備考>

〇狭い水路よりアオサギが飛び立ち、隣接する人家の屋根に降りる、水路に執着しているよ
うだ、よき餌が水路にいるのであろうか。
〇久しぶりに清水谷公園の池でカワセミの雄を見る、立派な成鳥だ。
〇今回もStart地点の中央線脇のフェンスでスズメ24羽を数える。林内ではスズメの姿はない。
 

●調査日 2023年9月18日(月・祝) 晴れ

<調査結果>
(1)カルガモ9 (2)キジバト4 (3)カワセミ1♂ (4)ハシボソガラス4 (5)ハシブトガラス3
(6)ヤマガラ3 (7)シジュウカラ17+ (8)ヒヨドリ1 (9)スズメ3 (10)ドバト21
(11)ガビチョウ3


<備考>

〇久しぶりにヤマガラに会う、例年9月になると早々に姿を現すヤマガラだ。
〇シジュウカラの群れに会う、今年生まれの若鳥が多かった。
〇天気予報で“季節外れの暑さ”とあったが、いささか連日の残暑には参る。

●調査日 2023年9月25日(月) 晴れ

<調査結果>
(1)カルガモ8 (2)キジバト4 (3)コゲラ1 (4)ハシボソガラス4 (5)ハシブトガラス5
(6)シジュウカラ13 (7)ヒヨドリ5 (8)ドバト2 (9)ガビチョウ1


<備考>

〇やっと秋めいてきたが、鳥は少なかった。9月の黒川は意外と?鳥が少ないのだ。昨年(22年)
の9月26日は10種40羽、一昨年(21年)の9月28日は9種46羽であった。今年の25日は9種43羽である。