金子凱彦の野鳥調査 第202回
日野の自然を守る会 金子凱彦
●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年に
東京都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣接し
た黒川清流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000㎡の雑木林です。黒川清流公園の崖
下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」、「大池」、
「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いています。調査は黒川清流公園東端の中央線脇に
ある「ひょうたん池」から西へカワセミハウス(2017年4月OPEN)、マンション・ヴィ-クコ-ト
豊田、多摩平第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコースを1時間で歩き、
その間に出現した野鳥の種類と数を記録します。

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黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成
●調査日 2024年8月8日(木) 晴れ
<調査結果>
(1)キジバト3 (2)カワセミ1 (3)ハシボソガラス4 (4)ハシブトガラス6 (5)シジュウカラ2
(6)ヒヨドリ3 (7)スズメ3 (8)コジュケイ1 (9)ドバト2 (10)ガビチョウ3
<備考>
〇清水谷公園の池で久しぶりにカワセミを見る、私に気づいてか奥に姿を消してしまった
ので雌雄不明。
〇大池のカルガモが帰って来なくなった。調査地内の池でカルガモはゼロ!
〇今日は鳥が少ない、元気な?ハシブトガラスの群れが大きな声で鳴きながら雑木林上空
を旋回していた、猛禽がいるかと気を付けるが、そうでもなさそうだった。
〇蒸し暑い、とにかく暑い、暑い。鳥も少ない。
〇アオバズクは岩井さんの観察によると、8月3日以降姿を見ないという事である。ただそ
の後も声を聞いたとの話もあり、行動は不明。
●調査日 2024年8月20日(火) 晴れ
<調査結果>
(1)キジバト3 (2)オナガ2 (3)ハシボソガラス4 (4)ハシブトガラス7(5)シジュウカラ4
(6)ヒヨドリ5 (7)ムクドリ2 (8)コジュケイ3 (9)ドバト10 (10)ガビチョウ6
<備考>
〇本日もカルガモの姿ない、前回のセンサス以降すべての池で姿なし、どうしたのか?
〇コジュケイ3羽健在、本日は桜並木で見るが、わきみず池の3羽と同じと思う。人馴れ?
していて足元まで寄って来る。
●調査日 2024年8月27日(火) 晴れ
<調査結果>
(1)カルガモ1 (2)キジバト4 (3)コゲラ1 (4)オナガ1 (5)ハシボソガラス7
(6)ハシブトガラス10 (7)シジュウカラ8 (8)ヒヨドリ4 (9)ドバト7 (10)ガビチョウ3
<備考>
〇久しぶりに大池でカルガモ1羽を見る。
〇コゲラも久しぶりに見る、黒川にいるはずだが遭遇?しない。
〇今年も暑い夏だった、9月になれば多くの鳥たちに会えるか。