金子凱彦の野鳥調査  210回
 
                        日野の自然を守る会 金子凱彦
●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
 同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年
に東京都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣
接した黒川清流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000㎡の雑木林です。黒川清流公
園の崖下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」
「大池」、「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いています。調査は黒川清流公園東端
の中央線脇にある「ひょうたん池」から西へカワセミハウス(2017年4月OPEN)、マンション
・ヴィ-クコ-ト豊田、多摩平第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコース
を1時間で歩き、その間に出現した野鳥の種類と数を記録します。


黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成

調査日 2025年4月5日(土) はれ
<調査結果>   
(1)カルガモ6 (2)キジバト7 (3)ゴイサギ1 (4)カワセミ2♂♀ (5)コゲラ1
(6)アオゲラ1 (7)モズ1♂  (8)ハシボソガラス3 (9)ハシブトガラス3 (10)ヤマガラ1
(11)シジュウカラ6 (12)ヒヨドリ7 (13)ウグイス3 (14)メジロ2  (15)ムクドリ9
(16)ジョウビタキ1♀ (17)コジュケイ3 (18)ドバト3 (19)ガビチョウ6 
 <番外>コサギ1

<備考>
〇清水谷公園の池でカワセミの雌雄を観察する。
〇あずまや池東側でモズの雄を観察する、西側墓地周辺のモズであろうか。雌には出会わ
なかったが…。
〇清水谷公園でジョウビタキを確認する、調査地での終認になる。
〇清水谷公園でコジュケイのチョットコイ、チョットコイを聞く、定着しているのか。
<番外>大池で夕方コサギが採食しているのをたびたび見る。4/5、4/6は18:00。


調査日 2025年4月18日(金) くもり
<調査結果>   
(1)カルガモ1 (2)キジバト4 (3)ゴイサギ1 (4)ツミ1 (5)カワセミ1
(6)アオゲラ1 (7)オナガ2  (8)ハシボソガラス5 (9)ハシブトガラス3 (10)シジュウカラ3
(11)ヒヨドリ5 (12)ウグイス3 (13)エナガ1 (14)メジロ2 (15)ムクドリ3
(16)コジュケイ2 (17)ドバト9 (18)ガビチョウ4

<備考>
〇清水谷公園に3月下旬からホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)が留まっているようだ。
〇すべての池にカルガモの姿なし。わきみず池前を通り中央線方向に飛ぶ1羽を観察する。
〇調査地の緑地保全地域内で水橋さんがカワセミの交尾を観察・撮影したので紹介をする。
〇コジュケイはたびたび見るようになる、人を警戒せず足元まで寄って来る。
 

△ゴイサギ 4月17日 撮影:水橋薫さん
 

△4月10日  カワセミ 撮影:水橋薫さん
 

△4月16日  コジュケイ 撮影:岩井満夫さん

調査日 2025年4月26日(土) くもり
<調査結果>   
(1)カルガモ1 (2)キジバト6 (3)ツミ1 (4)コゲラ1 (5)アオゲラ1
(6)ハシボソガラス4 (7)ハシブトガラス3 (8)シジュウカラ4 (9)ヒヨドリ2 (10)ウグイス3
(11)コジュケイ2 (12)ドバト2 (13)ガビチョウ6

<備考>
〇ツミの声を聞く、アオゲラの声を聞くが、まだキビタキの声は聞かない。
〇水橋さんが4月29日、30日にわきみず池でキビタキを観察、撮影したので紹介する。
 

△キビタキ 4月29日 撮影:水橋薫さん