金子凱彦の野鳥調査
第
213回
日野の自然を守る会 金子凱彦
●東豊田緑地保全地域の野鳥調査
<調査地とコース>
同保全地域は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年
に東京都により緑地保全地域に指定されました。東豊田3丁目、多摩平2丁目、7丁目に隣
接した黒川清流公園、多摩平第6公園、清水谷公園の約60,000㎡の雑木林です。黒川清流公
園の崖下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所あります。東から「ひょうたん池」
「大池」、「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いています。調査は黒川清流公園東端
の中央線脇にある「ひょうたん池」から西へカワセミハウス(2017年4月OPEN)、マンション
・ヴィ-クコ-ト豊田、多摩平第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmのコース
を1時間で歩き、その間に出現した野鳥の種類と数を記録します。
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黒川清流公園内の表示板に説明を増やし作成
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調査日 2025年7月24日(木) はれ
<調査結果>
(1)カルガモ1 (2)キジバト3 (3)オナガ1 (4)ハシボソガラス6 (5)ハシブトガラス3
(6)シジュウカラ3 (7)ヒヨドリ2 (8)メジロ1 (9)ムクドリ2 (10)ドバト7 (11)ガビチョウ2
<備考>
〇諸々の事情でセンスが1回しかできなかった。
〇例年これからが夏を越えるまで鳥たちは少なくなる。
<ツミの記録>
昨調査地内でたびたびツミの声を聞き、第6公園では雄から雌への餌渡しなど観察されて
いた。公園内に巣があるのではと探したが見つからなかった。結果的には多摩平緑地通り
の並木の大ケヤキで営巣していた。水橋さんの観察によると7月3日、4日に3羽が巣立った。
6月22日 ツミのヒナ3羽 撮影:水橋薫
7月4日 巣立った幼鳥たち 撮影:水橋薫